おしゃれに見せる

自宅がショップ風に?キャンプギアの見せる収納と隠す収納術

「また何か届いたの?」
宅配便が来るたびに刺さる妻の冷ややかな視線。クローゼットの奥から雪崩のように溢れ出す寝袋やマット……。

キャンプ道具は、なぜこうも増殖するのでしょうか。機能美あふれるギアたちは、フィールドで使うのが一番ですが、自宅で眺めるのもまた一興です。しかし、生活空間を侵食してしまっては家族の理解は得られません。
どうせなら、邪魔者扱いされているギアたちを、インテリアの一部、あるいはショップのディスプレイのように格上げしてみませんか?

今回は、限られたスペースを有効活用しつつ、男の隠れ家感を演出する見せる収納と、生活感を消し去る隠す収納のテクニックをご紹介します。

キャンプ道具があふれる悩みを解決する3ステップ

闇雲に棚に突っ込む前に、まずはロジカルに整理の戦略を立てましょう。仕事と同じで、段取りが8割です。

ステップ1:全量の把握

一度、すべてのギアを床に広げてください。恐ろしい量かもしれませんが、持っているものを可視化することがスタートです。これ、2つ持ってたっけ?という発見があれば、それは断捨離(売却)のチャンスです。

ステップ2:頻度別の分類

一軍(毎回使う)二軍(季節やスタイルによる)三軍(思い出・ほぼ使わない)に分けます。家の特等席に置くのは一軍だけ。三軍は思い切って処分の検討対象にします。

ステップ3:定位置の維持

戻す場所が決まっていないから散らかるのです。テントはここ、小物はここ、と住所を確定させます。これができれば、散らかりにくくなるだけでなく、キャンプ前の準備時間も大幅に短縮できます。

見せる収納で自宅をアウトドア空間に

詰め込まれたギア

一軍のギア、特にお気に入りのランタンやデザイン性の高いケトルなどは、しまい込まずに飾ってしまいましょう。

男のロマン有孔ボード(ペグボード)

壁面収納の王道です。ホームセンターで売っている有孔ボードを壁に取り付け、フックを使ってギアを吊るします。
シェラカップ、ナイフ、LEDランタン、ガストーチ……。壁一面に整然と並んだギアは、まるでガレージやプロショップのような雰囲気を醸し出します。夜、その前でウイスキーを飲みながら次のキャンプはどうしようかと思索にふける時間は、まさに至福です。

無骨なスチールラック

木製の家具も良いですが、キャンプ道具にはインダストリアルなスチールラック(メタルラック)が似合います。
棚板の高さを調整し、ダッチオーブンやクーラーボックスなどの大物を鎮座させる。あえて箱から出し、いつでも手に取れる状態で並べることで、道具としての機能美が引き立ちます。

隠す収納で生活感を消す・コンテナの統一

一方で、細かい消耗品や、色味がバラバラでごちゃついて見えるものは徹底的に隠します。ここで重要なのは統一感です。

トランクカーゴ(コンテナ)を揃える

収納ボックスの種類や色がバラバラだと、それだけで部屋が散らかって見えます。
おすすめは、キャンプ場でもそのまま使える頑丈なトランクカーゴ(スタッキングコンテナ)に統一すること。色はオリーブドラブ、サンドベージュ、ブラックなど、部屋の雰囲気に合わせて1色か2色に絞ります。
同じ箱が整然と積み上げられている姿は、それだけでインテリアとして成立しますし、キャンプに行くときはその箱ごと車に積むだけ。準備の手間も激減します。

デッドスペースの活用

シーズンオフのシュラフや冬用のアウターは、かさばる厄介者です。これらは圧縮袋に入れて小さくし、ベッドの下やクローゼットの上段など、普段目につかないデッドスペースへ。
見せるものと隠すもののメリハリをつけること。これが、奥様からあら、片付いたじゃないと言われるための最大のポイントです。

さて、きれいに収納するためには、ギアが清潔であることが大前提です。
泥だらけのテントや、サビたナイフを部屋に飾るわけにはいきません。次回は、撤収時から始まるギアをサビさせないためのメンテナンス術について解説します。特に水回りのケアは重要です。

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